研究テーマ

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研究テーマ一覧

arrow1 【平安時代文学の受容史】 青木 賜鶴子 教授

arrow1 【宗教から社会を理解する】 秋庭 裕 教授

arrow1 【現代社会を探求する理論をめざして】 上村 隆広 教授

arrow1 【都市文化論/空間の思想】 酒井 隆史 教授

arrow1 【言語観への問い】 山東 功 教授

arrow1 【19~20世紀日本の歴史と思想】 住友 陽文 教授

arrow1 【20世紀アメリカの文学と文化】相田 洋明 教授

arrow1 【談話分析】髙木 佐知子 教授

arrow1 【日本語生活の今を可視化する】 西尾 純二 教授

arrow1 【都市・産業を地理的に考える】 水野 真彦 教授

arrow1 【近代批判の環境思想】 上柿 崇英 准教授

arrow1 【「社会問題」「逸脱」の研究】 工藤 宏司 准教授

arrow1 【ことばを通して人間を知る】 宮畑 一範 准教授

arrow1 【生と存在の肯定に向け、「常識」を問い直す】 山本由美子 講師

環境共生科学課程研究テーマ 人間環境科学課程研究テーマ

平安時代文学の受容史

青木 賜鶴子 教授

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日本人は、何を美しいと感じてきたのか

桜の花の散るのを惜しみ、中秋の名月を愛でる日本人の美意識は、平安時代から変わりません。平安時代の代表的な文学である伊勢物語や源氏物語は、後の時代の文学・芸能・美術などに広く深く影響を与え続けました。またどの時代にも愛好されたので、たくさんの絵巻や絵本などが作られました。国内外に残る絵入本や注釈書を調査し、平安時代の文学がどのように読まれてきたのかを研究しています。

教員より

府大の図書館にも知る人ぞ知るお宝が!

宗教から社会を理解する

秋庭 裕 教授

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欧米に展開する日本宗教を調査研究。

ここでいう「宗教」とは、特定の教団や宗派のことではありません。古今東西人類は、なぜ神や聖なるものを祀り崇めてきたのか。じつは宗教は、「社会」的なるものの凝集体、エッセンスなのです。社会という人間の集まりは、「それ」がなければ成り立たない。「それ」は社会の「秘密」なのです。

教員より

ヒトと会うのが基本の研究スタイル。五感をフルに働かせて初めて分かることがたくさんあります。

言語観への問い

山東 功 教授

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言語(「国語・日本語」や「外国語」)はどのように捉えられ、どのように扱われてきたのかを探る。

主として江戸時代から明治の日本語観や外国語観について考えています。特に、江戸時代の国学者や、外国人の日本語観を日本語学史・日本思想史的に調べています。また、今日的な問題として、在外日系移民社会の日本語観についても研究しています。

教員より

主として江戸時代から明治の日本語観や外国語観について考えています。特に、江戸時代の国学者や、外国人の日本語観を日本語学史・日本思想史的に調べています。また、今日的な問題として、在外日系移民社会の日本語観についても研究しています。

19~20世紀日本の歴史と思想

住友 陽文 教授

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民主主義・ナショナリズム・愛国心の日本史。戦後原子力開発の歴史。

私達がどのようにこの社会と国家を築いてきたか。歴史の場面に寄り添いながら、その努力の跡、欺瞞に満ちた言葉、新しいシステムを作るための呻吟、そのような過去の諸相を見ていきたいと思います。国家や権力というシステムは個人の精神や人格が取り結ぶネットワーク。そういった人間の内面にこだわりながら権力の原理と構造を明らかにします。

教員より

歴史研究に決まったテーマや方法はありません。疑問に思った事がテーマです。事実に対面する喜びと不安は表裏一体。

20世紀アメリカの文学と文化

相田 洋明 教授

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現代社会においてアメリカ文化はどのような役割を果たしているのか?

もともとの私の研究フィールドはアメリカ文学研究で、ウィリアム・フォークナーというアメリカ南部作家をおもな対象としています。つまり伝統的な文学研究から出発したのですが、アメリカという国の影響力の極大化(グローバリゼーションと呼ばれています)に伴い、アメリカ文学研究は、文学研究の枠内にとどまることができなくなりました。文学をその一部に含むアメリカ文化が現代社会においてどのような(創造的な/破壊的な)影響を与えているのかを研究することは、私たちをとりまく文化環境を考える重要な鍵となるでしょう。

教員より

自らをとりまく文化環境に自覚的になりましょう。

談話分析

高木 佐知子 教授

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メディア・ディスコースにおけるイデオロギーの明確化について研究しています。

新聞や雑誌の記事やスピーチなどにおける言語表現に現実の社会状況がどのように切り取られ反映されているか、ということに焦点を当てて分析を行う「批判的談話分析」という分野を研究しています。社会や文化の状況を意識した言語分析を用いて、表象されている考え方を浮き彫りにすることで、社会共生について考えていきたいと思っています。

教員より

社会や文化に根ざした言語研究の意義深さを知ってほしいと思います。

現代社会を探求する理論をめざして

上村 隆広 教授

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社会システム理論を中心に、人間と社会を見つめ考えるための知のカタチを研究。

日々そのただ中で生きているはずなのに、あらためて振り返ってみると捉えどころがないように見える―広い意味での「社会」は、実は謎と魅力の宝庫です。社会学・社会理論はその宝庫を探検するための道具箱。実りある探検のための道具=知のカタチとは何なのか、先達の成果に学びつつ、考察を続けています。

教員より

答えを急がずじっくり問いを練り上げること―実証と理論の「協奏」こそが社会共生科学の妙味です。

日本語生活の今を可視化する

西尾 純二 教授

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ことばはその意味以上に,人・地域・社会・時代を語る。

ことばは地域社会の合意を得ながらゆっくり形成され,変化します。ことば以外に地域全体で築きあげる人工物はそうないでしょう。ことばの形成プロセスには地域の歴史,人々の生活観が練りこまれています。だからこそ,自他のことばを理解したい。今,そこにあることばには,どんな背景があるのか。地道な調査・データ収集から解きほぐします。

教員より

私たちは,いつの間にか特定の言語環境に影響を受けて思考・行動しています。じっくり言語環境を観察しましょう。

都市文化論/空間の思想

酒井 隆史 教授

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都市というシステムをおもに視聴覚文化を通して考える。

都市は人類の長い歴史のなかで、政治や経済システムの中枢として機能する一方で、つねに、人々の願望や夢の表現の場でもありました。人は都市のなかで、ユートピアを構想し、しばしばその実現のために努力したのです。音楽や映画、文学作品、あるいは建築を通して、人類がこれまで都市をどのように経験し、そしてイメージしてきたのかを研究しています。

教員より

本をもって町にでよう。

近代批判の環境思想

上柿 崇英 准教授

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環境・社会システム・人間存在にまたがる本当の“持続可能性”とは何か。

われわれはいかなる時代を生きているのか、またこの時代の本質とは何か。これらの問いに説明を試みるのが思想の役割です。「近代批判の環境思想」においては、環境危機、成長の限界、大衆孤立社会など、私たちが今日直面している問題について、人類史的、文明史的な道程のもとで根源的に意味づけ、私たちがどこへ向かうべきなのかを問います。

教員より

100年後の未来世代から見たら、われわれの時代はいかなる時代として総括されるのでしょうか? この想像力が大切です。

「社会問題」「逸脱」の研究

工藤 宏司 准教授

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「不登校」「ひきこもり」の社会構築主義的研究。

「不登校」「ひきこもり」が私たちの社会にとって「問題」であることは自明に思えます。しかしそうなるまでには、多様な人々や組織・集団が、それぞれ主張を闘わせ、他者を説得し、そのように決めてきた経緯が存在します。その過程における人々の実践や、私たちの「あたり前」を支える推論構造を紐解く作業を通じて、「社会問題」について研究しています。

教員より

自分自身の「あたり前」を支える仕組みを知ることは、「他者との共生」の可能性を探究する一つの方法論です。

都市・産業を地理的に考える

水野 真彦 教授

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都市の産業や生活とその変化について研究。

都市というものは人々や組織が,お互い近くに立地していることに特徴があります。情報技術が発展した現在,近くに立地すること(集積)の利益には変化があるのでしょうか。また,都市の歴史の違いは,発展の方向にどのように違いをもたらすのでしょうか。そうした都市・産業の発展を地理という視点から研究しています。

教員より

都市や地域は,同じように見えても,実際に街を歩いて観察・調査すると,それぞれ多様で特徴があります。

ことばを通して人間を知る

宮畑一範 准教授

研究イメージ宮畑一範

認知とことば

ことばは人間が長い年月をかけて生み出したものです。したがって、そこには人間そのものが刻み込まれています。わたしたち人間が長年積み重ねてきた認識と思考が凝縮されています。ふだんわたしたちは、それを当たり前のように思い…いや、当たり前のこととさえ気づかず意識もしませんが。さぁ、ことばへの感覚を研ぎ澄まして、そこに脈打つ人間の鼓動に気づいてみましょう!

教員より

ことばに熱いまなざしを向け、わたしたち人間の精神の営みを紐解いてみませんか?

生と存在の肯定に向け、「常識」を問い直す

山本由美子 講師

研究イメージ山本由美子

生命にかかわる倫理・社会・科学技術の諸問題を批判的に検討する。

科学技術の発展は、社会によってこそもたらされている生き難さを個人の問題に還元し、技術によって「解決」を図る仕組みーー死さえ包含していますーーをも作り出しました。これに対して、病や障害、他人と異なることを丸ごと肯定しーーあるいは、「疾病モデル」や「正常モデル」から抜け出しーー、生命のダイナミズムを紡いでいくための科学技術のあり方、生と存在を肯定する思想と技法について考えていきます。

教員より

生命について語られる「美しい物語」のヴェールをはがしてみませんか