研究テーマ

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環境政策、環境ガバナンス

千葉 知世 准教授

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どのように環境問題に向き合い、取り組むか。環境の「ガバナンス」を考える

地下水を中心とする流域の保全管理、海洋ごみ、生物多様性の保全といった課題について、政策論やガバナンス論の視座から研究を行っています。環境問題を解決していくためには、人間と自然の関係性を理解する必要がありますが、それはとても複雑なので正確な把握は困難です。そこで、不確実性を残しながらも前に進むための制度や政策のオプション、価値判断、主体間の合意形成などについて考えたいと思っています。また、科学知や専門知をいかに人々に伝え、課題解決に向けて対話と協働を進めていくのかという、コミュニケーションの方法論や実践にも関心を抱いています。

教員より

環境問題が投げかけるのは、人類の将来の問題です。私たちは、明日どうやって食っていくかは真剣に考えられますが、会ったこともない将来世代に想いを馳せて行動するのは簡単ではありません。環境問題は、人類という種の力を試しているようです。今の世界が抱える最も難しくて最も深刻な問題の解決を、一緒に考えてみませんか。