「海と陸のつながりを味わおう!」

 

「海と陸のつながりを味わおう!」とは?

“大阪湾”と聞いて、みなさんはどの様なイメージをお持ちですか? 危ない?きたない?くさい????目の前にある海なのに、みなさんの生活から離れてしまった「近くて遠い」大阪湾。 本当は、みなさんの生活に恵みをもたらせてくれています。その恵みを実感し、大阪湾との関わりの大切さを知るために、自分たちでお米と海苔を作って“Myおむすび”を味わいます。

 

 

 

 

主催:「海と陸のつながりを味わおう!」実行委員会(代表団体: NPO法人環境教育技術振興会)
※構成団体:NPO法人環境教育技術振興会/西鳥取漁業協同組合/大阪府立大学/(公社)大阪自然環境保全協会/海藻おしばくらぶ/関西よつ葉連絡会/NPO法人大阪湾沿岸域環境創造研究センター

協力:大阪湾見守りネット/大阪府海域美化安全協会/日本ミクニヤ株式会社

 


┃2019年度

 開催案内リーフレット(PDF:3.07MB)

> 「海と陸のつながりを味わおう!」第1回「田植え」(6/9)
> 「海と陸のつながりを味わおう!」第2回「生き物観察・漁業体験」(8/4)
「海と陸のつながりを味わおう!」第3回「稲刈り」(9/8)


┃2018年度 アンケート結果報告

調査概要

本アンケートは,2018年度「海と陸のつながりを味わおう!」の参加者を対象に行いました。
全6回にわたるイベントを通して,参加者の大阪湾のイメージ,お米や大阪湾産の魚介類の嗜好の変化を調査することを目的としています。有効回答数は以下のとおりです。
質問項目は,主に①イベントの感想,②大阪湾に対するイメージ,③イベント参加後の食の嗜好の変化,④環境保全に関する意識の4項目です。

 

イベント参加の動機

「本イベントを何で知ったか」(第1回目のアンケート結果より)については,「阪南市広報」「家族・知人の紹介」「昨年度参加」が主であり,横のつながりとともにリピーターが多いことがわかります。本イベントに参加した理由は「子どもの環境学習のため」が最も多い(14名)。これは例年同様の結果です。

 

 

イベントの満足度

全てのプログラムにおいて満足度(非常に満足+やや満足)はほぼ100%であり,「非常に満足」はほぼすべてのプログラムで9割を超えていました。

 

イベント後の食嗜好の変化

パンよりお米を以前より食べるようになったと回答する参加者は徐々に増加し,特に第3回の稲刈り以降に顕著な増加がみられました。
また,肉より魚を食べるようになった,大阪湾産の魚介類を意識して食べるようになったと回答する参加者は,第5回目ののり漉き体験以降,大幅に「以前より食べる」が増加しました。

 

大阪湾に対するイメージの変化

大阪湾に対するイメージ(「きれい―汚い」「自然的―人工的」「親しみのある―ない」「行きやすい―行きにくい」「魚が多い―少ない」)について,1点から5点までの5段階で回答をしていただきました。
「きれい(4・5点)」「親しみのある(4・5点)」の回答が,徐々に増加しました。
大阪湾に行きやすいかどうかは,イベント会場が行われている泉南地域の参加者が多いためか,第1回目から「行きやすい(4・5点)」と回答する参加者が多い結果でした。

 

また,大阪湾と聞いて連想する単語を自由記述式で書いていただいたところ,以下に挙げる5つのグループに大別できました。

1)生き物 2)良いイメージ 3)悪いイメージ 4)固有名称 5)人工的

 

1)生き物:小魚が多い。第4~6回はノリ,ワカメ,カキの記述が増えました。

2)良いイメージ:魚が多いことが徐々に認識されている(第6回目は特に顕著)。「きれいになった」「きれいすぎる」という表現が増えています。イベントで伝えている成果でもあるが,良いイメージで用いているのかは不明です。

3)悪いイメージ:汚い,ゴミ,貝毒が多い。総じて,良いイメージよりは単語数が少ないです。

4)固有名称:関空(関西国際空港)は最も多い単語数でした。

5)人工的:工場,埋め立ては毎回挙げられていました。

 

 

環境保全に関する意識

本イベントに参加することで,大阪湾の環境保全・環境改善につながると考えた回答者(非常に思う+やや思う)は,全体を通してほぼ100%でした。本イベントと環境との関わりを意識している参加者が多いことがわかりました。

その他「全6回を通しての感想」「各回の感想」

 

 

1)泉南地域:岸和田市,貝塚市,熊取町,泉佐野市,田尻町,泉南市,阪南市,岬町の5市3町を指す。

 


┃過去のアンケート結果報告

2017年度 アンケート結果報告
> 2016年度 アンケート結果報告