「海と陸のつながりを味わおう!」2017年度アンケート結果報告

┃2017年度 アンケート結果報告

調査概要

本アンケートは,2017年度「海と陸のつながりを味わおう!」の参加者を対象に行いました。
全6回にわたるイベントを通して,参加者の大阪湾のイメージ,お米や大阪湾産の魚介類の嗜好の変化を調査することを目的としています。有効回答数は以下のとおりです。
質問項目は,主に①イベントの感想,②大阪湾に対するイメージ,③イベント参加後の食の嗜好の変化,④環境保全に関する意識の4項目です。

 

イベント参加の動機

第1回目のアンケート結果の回答結果.横軸は回答者(回答数)を示している.本イベントを何で知ったかについては,「家族・知人の紹介」と「昨年度参加」が大半である(10名と7名).本イベントに参加した理由は「子どもの環境学習のため」が最も多い(13名).その他には,「海苔づくり」や「友人のすすめ」.

 

 

イベントの満足度

イベントの満足度は,全てのプログラムにおいて参加者のほぼ100%が「非常に満足」「やや満足」であり,満足度が非常に高いプログラムであったことがわかる.

 

イベント後の食嗜好の変化

2016年度以前と比べると全6回のイベントを通して一定割合でパンよりお米を食べるようになった参加者や,肉より魚を食べるようになった参加者がいることから,田植え稲刈りや漁業体験などの体験が功を奏しているといえる.特に,第1回(田植え)後の効果が大きい.

 

大阪湾に対するイメージの変化

大阪湾に対するイメージについて1点から5点までの5段階で回答するものである.

「人工的―自然的」について,「人工的(1点,2点)」と感じる参加者は減少する傾向にある.

「親しみのない―親しみのある」について,イベントに参加することで親しみを感じる参加者が増え,「親しみのある(4点,5点)」が徐々に増加している.

「魚が少ない―魚が多い」では,漁業体験などで海の恵みと触れ合う機会があったことから,「魚が少ない(1点,2点)」が減少の傾向にある.

 

また,2017年度より『大阪湾』という言葉を聞いたときに,参加者が思い浮かぶ短い言葉を2つまで自由記述式で書いてもらったところ,やはり全6回を通して,「汚い」という言葉が多く挙がった.

このプログラムを通じてでもなお,「大阪湾=汚い」というイメージは,なかなか払拭できないという課題が浮かび上がった.

しかし,イベントプログラムを重ねることで,「タコ」や「ワカメ」,「カキ」を始めとする生物の名前がよく挙がるようになった.漁業体験などの海の恵みを体験で触れ合うことで,大阪湾には生物が多くいることが感じられたからではないか.

 

環境保全に関する意識

本イベントに参加することで大阪湾の環境保全・環境改善につながると答えた回答者は,全6回を通してほぼ100%であり,本イベントと環境との関わりを意識している参加者が多いことがうかがえる.

その他「全6回を通しての感想」「各回の感想」

 

 


┃他年度のアンケート結果報告

2018年度 アンケート結果報告
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